ブログ | 福島市 学習塾 高校受験 個別指導 A-TOP - Part 38
【ルーチンを取り入れる】「勉強のヒント」380
今日の一言:
「ルーチン動作を取り入れ、無意識にできるまで習慣化する」
解説:
ルーチンとは、何かを始める前や後に行う決め事・習慣のことだ。今までに見たことがある優秀生がやっているルーチンの一例を紹介しよう。
授業開始前の休み時間に、教科書・ノート・筆箱を机の上の所定の場所にきっちり並べる。
授業中の演習時間にやるべき問題を終了したら、それまで学んだ内容を読み返す。
授業終了後には、宿題ややるべきことを自分の手帳に記入。教材をすぐに鞄・引出しにしまう。
塾・学校終了時には、忘れ物がないか確認をしてから席を離れる。
これは極端な例だが、この生徒は一切余計な事は考えずに、これらを一連のルーチン動作としてスムーズに行っている。だから、忘れ物や宿題の転記漏れなど、余計なことで頭を悩ませることが一切ない。
勉強に集中できる環境を自ら整えているとも言える。
まさにこれが「勉強のプロ」だ。
メジャーリーガーのイチローも、練習開始から打席に入るまでのルーチン化が完成していると言われている。あらゆることをルーチン化することで、余計なことを考える必要がなく、打席だけに集中できるらしいのだ。
何かひとつでもいい。ルーチン動作を取り入れてみよう。そして、無意識にできるまで習慣化するんだ。
【きまぐれ日記】成績が伸びる必勝法?!
唐突だが、
「読むだけで成績が伸びるブログ」
というブログがもしあったらどう思うだろうか。
学生にとっては魅力的なキャッチである。何しろ『読むだけ』でいいんだから。『書かなくて』もよいだろうし、『考えなくても』よい。
ましてや、このブログに言わせれば『覚える』ことなんか、きっともってのほかに違いない。
長年塾講師をやっていると、こういった安直なキャッチコピーには…ǂ
【●●するだけで成績が上がる?!】「勉強のヒント」379
今日の一言:
「『●●するだけで成績が上がる』の●●の入る言葉は?」
解説:
ちまたにあふれているノウハウ本。
「読むだけで読解力UP!」
「見るだけで偏差値UP!」
「たった5分の音読だけで賢くなる!」
など…。
確かに、この手のノウハウ本は意外な方法が書いてあったり、実行しやすい方法が書いてある。中には有効なモノもあるが、たいていは「●●だけ」に加えて別の「▲▲」や「■■」も書いてあったりする。
つまり、「●●だけで」成績が伸びるわけではないのだ。●●だけで成績が上げられるほど、勉強は甘いもんじゃない。●●だけじゃなく、▲▲や■■も必要だ。さまざまな要素が満たされてやっと成績は上がるものなのだ。
成績が伸びずに悩みぬいて、この手のノウハウ本に手が伸びてしまう気持ちは痛いほどよくわかる。しかし、「●●だけで」成績が伸びるくらいならみんなが実行しているはずだろう。
ノウハウに頼る前に、「自分はやるべきことはやったのか?」という問いに答えられるだろうか。まずそれを考えなければ決して成績は上がらない。
【余白を使う】「勉強のヒント」378
今日の一言:
「授業ノートは『余白』を活用する」
解説:
授業中にとっているノート。スペースを作らずにギチギチに書いている生徒をよく見る。いわゆる、『その場でとって終わり』の刹那型ノートだ。
復習をせずとも、その場で覚えられるくらい理解力があるならばそれでもいいだろう。
しかし、ほとんどの中学生には復習が必要なはずだ。しかも、その復習は授業内容を思い出すという単純なものでいい。
では、授業内容を思い出すために何をするのか。以前にも挙げたとおり、問題集やテキストを使い小テストをするのがもっともてっとり早いが、単元が狭い場合は小テストすらできないことがある。
その時こそ『ノートを活用する』といい。
ノートには『余白』を多めにとっておき、その余白に解き直しをし、その余白に感想を書くのだ。
つまり、「ノートを見直すだけ」という作業から「余白に書き込む」という作業に変えることで記憶をより強固にできるはずだ。
ノートには、復習を意識した『余白』を多めにとろう。
【きまぐれ日記】誰が出題者?
「そんなの出ないよ」
定期テストが近くなってくるとよく聞こえてくる台詞だ。
この台詞はどんなシーンで聞こえてくるかというと…
(1)自習室で勉強中の生徒が、友達にわからないところを聞いたときにその友達が発する
(2)テスト対策補習中に、自分にとって難しい問題にぶち当たった時につぶやく
(決してTOPクラスの成績ではないが、比較的上位の生徒に多い。中下位の生徒は、自分では判断しない)
(3)出てほしくないという希望的観測をもったときに発する
などか。
ちなみに、満点を狙っている生徒は、あらゆる問題に対して必死に取り組もうとする。理解済みの授業をも「聞きもらしはないだろうか」という姿勢で臨んでいる。だから、「そんなの出ないよ」という台詞は口にしたことがないであろう。
しかし、90点を狙っている生徒は、マイナス10点分のゆとりを悪いように解釈してしまう。
「ここは出来なくても大丈夫だろう」
「こんなの出たとしても、みんなできないから大丈夫だ」
「こんな難しいの出ないはずだ。出たとしても90点以上はいける」
「これが出たら『捨て』だな」
これが、模擬テストや入試なら、狙っている点数によっては捨て問題も必要で確固たる戦術で受験する必要がある。
しかし、定期テストレベルの問題なら満点を狙ってほしいのである。ましてや、上位の生徒ならばなおさらだ。「そんなの出ないよ」などという台詞を私の前で言おうものなら、私から即座に言われること必至である。
「え?君がテスト問題作るの?」
と。
続けざまに、
「その問題を出すかどうかは、出題者が決めることであって、君が勝手に判断するだけ無駄だよね」
と追い討ちをかけられるのがオチだ。
「これも出るかもしれない」そんな気持ちでテスト勉強に臨んでほしいと思う今日この頃である。
【予想しながら読む・聞く】「勉強のヒント」377
今日の一言:
「漠然と読まない、聞かない。予想しながら読む、聞く。」
解説:
本や映画の楽しみ。
それは、展開を予想しながら読み進め「そうだったのか」と期待が裏切られるところにある。また、「そうなってほしい」と期待しながら見ていて「そうなってよかった」と期待どおりに話が運ぶところにある。
授業も勉強も一緒だ。
展開を予想しながら、「この先はもしかして…」と考えた内容が当たったり外れたりすることがある。当たり外れはどうでもよくて、予想することに意味があるのだ。
予想と現実との同異が、記憶の印象度を高める。
「ふーん。この展開はもしかして…」
をキーワードに、展開を予想しながら読み聞きしてみよう。
【『行動する』ただそれだけ】「勉強のヒント」376
今日の一言:
「このブログ(メルマガ)を読んでどれだけ『行動』にうつしただろうか」
解説:
このブログを読んで納得する。その後、行動に移している人はおよそ1%。
ほとんどの人が、
「へぇ~。そういうもんかもなぁ」
で終わってしまう。
実際、昨日のメルマガを読んで納得した人で、誰かに報告した人はいただろうか。
「成績を伸ばす秘訣はありますか?」
の答えは、
「すぐに行動する。ただそれだけ」
すると、質問した人はもう一度聞いてくる。
「え?それだけですか?」
そう。そんな簡単なことができないからこそ、行動に移す人は貴重なのだ。
「わかっちゃいるけど、やらない」=「わかっていない」
の等式を忘れないようにしよう。
【きまぐれ日記】「行動に移す人は1%」説を検証する
自分で書いていて言うのも何だが、こういったノウハウ系のブログ(メルマガ)は読んだ時は『へぇ~。そっかぁ~』と納得するけれども、それを実行に移す人はごくまれである。
いわゆる、『わかっちゃいるんだけど…』の世界だ。
今日の「勉強のヒント」で『報告の効果』について書いた。まずはそちらを読んでほしい。
簡単にまとめると、
「報告する気持ちで取り組むと前向きになれるから、
誰か報告する人を見つけて自分のやる気を高めてみよう」
というような内容のものだ。
報告先は、親、友人、学校・塾の先生、そしてこの『私』宛のどれでもいいと書いた。
知らない人もいるかもしれないので、一応触れておこう。
私は毎日このブログの「勉強のヒント」更新すると同時に、
「ミニまぐ」という携帯電話向けのメルマガを配信している。
読者は約600名強。
中学生対象とうたっているのだが、実際は高校生や大学生、
そして資格試験を勉強中の社会人まで、幅広い読者層だ。
登録したい方はこちらへ
では、今日の勉強のヒント『報告の効果』を読み、納得して、今日の夜から実際に誰かに報告を始めた人は600名中どのくらいいるだろうか。
計算してみよう。
まず、納得した人は、少なく見積もって約30%の180名。
次に、今日の夜報告するという行動に移した人は、その中の10%の18名。
なかなかいい数字だ。
そして、その18名のうち、報告先をこの『私』宛に選んだ人は約5%。
ということは……1名!
ということは、本日『私』宛に報告メールが1通来るということが予想できる。
と、テキトーな予想をしながら待っていたところ…
なんと!
本当に1通の報告メールが来たのである。
仕事を2つかけもちしながらも司法試験を頑張っている人からだ。
「今日は3時間勉強しました」
とあった。
すばらしい!何がすばらしいかって、もちろん、仕事を2つかけもちしながら3時間勉強したこともスゴイのだけれど、謙虚に素直に行動に移した『行動力』がすばらしいじゃありませんか。
この青年?!とは会ったこともないし、まったく面識はないけれど、きっとガッツがある体育会系の人に違いないだろう。
しかし、よくよく考えてみたら…
600名強の読者がいて、『私』宛に報告先を選んだ人がたった1名って……。
割合で言うと0.16%。。。
これって多いの? 少ないの…?(汗)
結局よくわかりません。
【報告の効果】「勉強のヒント」375
今日の一言:
「『報告』を意識することで『やる気』が出る」
解説:
思い出してみよう。
幼稚園の頃、幼稚園で何があったかお家の人に楽しそうに話しただろう。
小学校の頃、先生に褒められるとお家の人に嬉しそうに話しただろう。
報告することで「誰かに認められている」と実感できるから話をするのだ。
中学・高校に入るにつれて前述のような報告の機会は減っていく。
きっとそれらの報告は、『定期テストの得点』や『実力テストの偏差値』、そして『模擬テストの志望校判定』というシビアな形式に変わっていくのだ。
すると、家の人も「シビアな見方」でしか対応できなくなる。
最近褒められていないだろうと感じる中高生が多いのも無理はない。
しかし、報告できるものはさきほどのシビアなものだけではない。
『勉強時間』に始まり、『最近取り組んでいる科目』、『意識して変えている生活習慣』など、自分が積極的に取り組んでいるものを『報告』してみてはどうだろう。
家の人に『報告』しづらいなら、学校や塾の先生、友人でもいい。もちろん、この『勉強のヒント』宛でもいい。
自分の普段の行動に、「これって報告できるな」と意識することが「やる気」につながるのだ。
『やる気』につなげられるような『報告』を誰かにしてみようか。
【ミスをしない工夫】「勉強のヒント」374
今日の一言:
「ケアレスミスが多ければ、なくすシステムを考えよう」
解説:
「計算ミス・ケアレスミスが多くて、テスト毎に点数を失っている。どうすればいいか」という悩みを数多く受けてきた。何年経ってもこの悩みは無くならない。
さまざまな原因が考えられるが、どの原因であっても通用する方法がある。
それは、
「自分でミスを減らすシステムを考える」
ことだ。
具体的には以下。
・テストだと焦るためミスが増える
→普段の勉強から計算には時間を計測し『焦る』環境をわざとつくる。
・正しいものを選べ、間違ったものを選べなど、問題文の読み間違いミスが多い
→普段の勉強から問題文には線を引きながら読むようにする。
・思い込みの激しさからくるミス
→普段の勉強から「こうきたらこのパターン」と決め付け過ぎていないか。数パターンから選んで解く習慣がほしい
・計算ミスが多い
→普段から確認しながら解く習慣をつける。どうせ後で見直しなどはできないのだから。
いずれにしても、テストの時に気をつけるのではなく、普段の勉強から気をつけなければいけないのだ。
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