【きまぐれ日記】成績が伸びる必勝法?!
唐突だが、
「読むだけで成績が伸びるブログ」
というブログがもしあったらどう思うだろうか。
学生にとっては魅力的なキャッチである。何しろ『読むだけ』でいいんだから。『書かなくて』もよいだろうし、『考えなくても』よい。
ましてや、このブログに言わせれば『覚える』ことなんか、きっともってのほかに違いない。
長年塾講師をやっていると、こういった安直なキャッチコピーには…沸々と怒りがこみ上げてくるわけである。もし、同業者のみなさんがいらっしゃったらぜひとも感想をうかがいたい。
もし、
「読むだけで金メダルが取れるブログ」
というブログがあったらどう思うだろうか。
たとえ読んだとしても誰も本気にすることはなく、一笑に付されておしまいだろう。また、メダリストに対して失礼極まりないブログとも言える。
「そんなんで取れるかっ!」
と、突っ込みが入ること必至である。
私は思うのだ。
そんなキャッチを使ってまでアクセス数を増やしたいかと。
そんなキャッチを使ってまで顧客数を増やしたいかと。
金メダルを取るほどではないが、成績を伸ばすのは本当に大変なのである。
「●●だけで成績が伸びる」なら、今頃みんなそれを使っているのではなかろうか。
もしかしたらその方法を私だけが知らないのか?
成績を伸ばすには複数の要素が必要だ。
「読んだ」上で「やる気」になり、
次に、実際に「書いて」「覚えて」「考える」。
そして、何度も何度も「繰り返す」。
さらに、自分のしたいことも「我慢して」、
やっと成績は伸びるのだ。
もちろん、その過程は楽しい時もある。
しかし、ある程度まで伸びると「悩み」が出てくる。
どうして伸びないのかと。
そこで「苦しさ」や「つらさ」を味わい、「挫折感」を味わうかもしれない。
それらの苦悩を乗り越える「精神力」も必要になるのだ。
こんなにたくさんの要素をすっ飛ばして、「読むだけで成績が伸びる」とはなんとも安直過ぎる。本日の勉強のヒントにも書いたが、「●●だけで成績が上がる」なんて図々しいにも程がある。
ただ、上記の●●に当てはまる言葉を、強いて入れるなら次の言葉になるのだろうか。
「『例外なく毎日続ける』だけで成績が上がる」
…。
でも、もしこれだったとしても、これって簡単?!
じゃないよなぁ……、やっぱり。
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