ブログ | 福島市 学習塾 高校受験 個別指導 A-TOP - Part 53
【わかりやすい=いいこと?】「勉強のヒント」249
今日の一言:
「わかりやすいことがいいこととは限らない」
解説:
もちろん、何事もわかりやすいのに越したことはない。
教科書、参考書、授業、問題集の解説など、あらゆるメディアが『わかりやすい』というのは理想だろう。
しかし、『わかりやすい』ということは、自ら考え理解しようとする機会を失っているとも言えないか。
「自分で考えなくても、説明を聞けばわかる」
「自分で理解しようとしなくても、授業を聞けばわかる」
日頃からわかりやすいメディアに囲まれ触れすぎていることで、わかりやすさを安易に求めすぎてはいないだろうか。
自ら『思考』する機会を放棄していないか。
自分で思考し理解しようという意欲を放棄していないか。
『○○が分かりにくい』と言葉を発する前に、自ら理解しようと思考したかどうかを省みてみよう。
できる社会人は、『わかりにくい』上司の指示を、的確な質問をしながら自分が『わかりやすい』ものに変える習慣を身につけている。
【今の自分は…】「勉強のヒント」248
今日の一言:
「今の自分は、1年前に『こうなってたらいいな』という自分と等しいか?」
解説:
思い出してほしい。
今の自分は、1年前に想像していた1年後の自分とほぼ同じだろうか。
自分を取り巻く『環境』なんかは違っていても構わない。
ただ、成長しているはずのイメージの『自分自身』と違っているならば、なぜ違うのかを考えてみよう。
『こうなればいいな』と願うばかりで、行動しなかったのでは?
『明日こそやろう』と先送りばかりしていたのでは?
『これができないのは○○のせいだ』と、すべて自分以外に原因を求めていたのでは?
364日後まで今までどおりで、365日後に急激に変わるなんてありえない。毎日、少しずつの積み重ねた結果が、1年後の自分の姿なんだ。
まずは、1年後の理想の自分をイメージしてみよう。
次に、その理想に近づくための行動をイメージしてみよう。
そして、その行動を今すぐに実行するんだ。
【言われなくても】「勉強のヒント」247
今日の一言:
「言われたからやるのか、言われないけどやるのか」
解説:
うちの塾では、定期テストや模擬テストがあると目標点数を必ず書いて提出してもらうことにしている。
もちろん、生徒が自分自身で決めた目標点数だ。
成績の伸びる子に共通して言えるのは、所定の用紙を配布した時点で目標が既に決まっているということだ。
つまり、『言われないけどやる』ことにしているのが伸びる生徒。
記入用紙を配布されてはじめて、『何点にしようかな…』と迷っている生徒は概して伸びないのである。
テスト勉強を始める前から既に結果が見えているのだ。
これは何もこの例に限ったことではない。
成績の伸びる生徒は、『言われないけどやる』という行動を常に意識している。
【こじつけて暗記する】「勉強のヒント」246
今日の一言:
「成績がいい生徒は、自分独自の方法で何かにこじつけて暗記している」
解説:
人から聞いた安易な暗記法は、自分で苦労していない分すぐに忘れる。
一方、自分で苦労して考えた『こじつけ』による暗記法は、さまざまな感情がこもっている分忘れにくい。
覚えにくいことがあったら、暗記法を安易に人に聞かず、まずは自分で苦労して考えてみることだ。
その苦労が、結果として記憶を長持ちさせるだろうから。
【変わるきっかけ】「勉強のヒント」245
今日の一言:
「自分を変えたいなら、勉強面からではなく私生活の『習慣』をまず一つ変えるといい」
解説:
「ノートの取り方を変えたけど、長く続かない」
「間違いノートをつくったけど、最初の1ページで断念」
「毎日、英単語練習をしようと思ったけど、結局3日坊主」
勉強について一度計画はしたものの、長続きしないことは誰にでもよくある。
長続きしないそんな自分を変えたいなら、勉強面からではなく私生活の『習慣』をまず一つ変えるといい。
「毎日、玄関の靴をそろえる」
「毎日、トイレ掃除をする」
「毎日、洗面所の鏡を磨く」
「毎日、皿洗いをする」
勉強とは関係がないためくだらないように見えるが、実は習慣付けにはとても有効だ。勉強には関係ないことを毎日続けることで自分に自信をつけることができる。
事実、私が中学時代3年間続けた新聞配達は、人生のあらゆる場面での大きな自信につながっている。
まずは手近なところから、今すぐはじめてみよう。
【風が吹かなければ…】「勉強のヒント」244
今日の一言:
「逆風が吹くからこそ前に進めるんだよ」
—ヨットセーラー
解説:
ヨットの推進力は何から得られているか知っているか。そう。もちろん風だ。
追い風の時はもちろん、逆風でも前に進むことが可能なのだ。風上へまっすぐ進むことはさすがに不可能だが、風上に対して45度以上の角度なら前へ進むことができる。
あのイチローもかつてこう言っている。
「『逆風』は嫌いではない。あった方が有り難い。
どんなことも『逆風』がなければ次のステップにいけない。
そういうのは大歓迎ですね」
逆風が吹かなければ成長がない、逆風は成長のための次のステップと考えている。
逆風を推進力に変えるヨットのように、
逆風を前へ進むステップと考えるイチローのように、
逆境をチャンスととらえられるプラス思考を常に持っていたい。
【で、どうしたいの?】「勉強のヒント」243
今日の一言:
「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」
解説:
誰にも変えられないのをいいことに、『過去』を言い訳にしていないか。
「今まで90点以上とったことなんかないし…」
「僕、頭悪いから…」
過ぎてしまった『過去』を言い訳に、『未来』を変えようとしていないのは自分自身だ。
自分ではどうすることもできないのをいいことに、『他人』を言い訳にしていないか。
「あの子からメールがしょっちゅう来て…」
「遊びに行くのを誘われて…」
「あの先生の話、役に立たないし…」
『他人』のせいで何かできないのではない。
問題は、その『他人』に影響を受けてしまう『自分自身』の心にある。
過去や他人に対する愚痴を言ってしまったら、すかさず自問自答しよう。
「で、自分はどうしたいの?」
【「言葉」が元気をくれる】「勉強のヒント」242
今日の一言:
「くじけそうな時、自分の『お気に入りの言葉』を思い出そう」
解説:
自分に座右の銘はあるか?
くじけそうになったとき、
自分に負けそうになったとき、
あるいはすべてを投げ出しそうなときに、思い出したい言葉は?
それは、先人がつくった名言でもいいし、誰かから聞いたことがある言葉でもいい。
もちろん、この「勉強のヒント」からの引用でもいい。
疲れがたまったこの時期、「言葉」から元気をもらおう。
【伝説の弊害】「勉強のヒント」241
今日の一言:
「伝説で言われているような『奇跡の逆転合格』を信じすぎてはいないか?」
解説:
今の時期からA判定が出ている志望校が目標では、どうしても気が緩む。『志望校は1ランク上へ』が目標の鉄則だ。
しかし、だからといって『奇跡の逆転合格』を信じすぎてはいけない。先輩や合格体験記などのそれを信じすぎたために、本腰を入れ始めるのが遅すぎた生徒を、過去何人も見てきた。
「あの先輩は、部活が終わった夏から偏差値が20UPした」
「12月の模試でE判定だったけど、志望校に受かった人を知っている」
→「だから、まだこの時期はそんなに勉強しなくてもいいだろう」
→「自分だって、その気になればいつだって上げられるんだから」
自分こそがその例外の一人になれると思っているのだろうか。
この手の話を信じすぎる生徒は、地道に努力するのを嫌う傾向がある。定期テストや模擬テストでも、直前にヤマをはり『当たった』『外れた』で一喜一憂する。
直前の勉強に頼りすぎるのではなく、日頃から地道にコツコツ勉強すること。
「学問に王道はない」のだから。
【徹夜=無限の時間?】「勉強のヒント」240
今日の一言:
「一夜漬けをする執念はすばらしい。
しかし、『一夜漬けを当てにする』習慣は排除しなければならない」
解説:
「どうしても試験範囲の勉強をすべて終わらせたい」
「範囲を勉強しないままテストに臨むのは嫌だ」
そういう心境から、一夜漬けをすることもあるかもしれない。その執念はすばらしい。
しかし、一夜漬けをせざるを得なかった状況については、反省すべきだ。
心のどこかに、あたかも『一夜漬け=無限の時間』であるかのように期待する甘い気持ちがなかっただろうか。
『まぁ今やらなくても、前日に一夜漬けをすればなんとかなるだろう…』という思う甘い期待が。
その習慣は、今のうちに徹底的に排除すべきだ。
私には、社会人になってからも期限ギリギリに徹夜で資料作りに勤しむそんな君の姿が見える。