ブログ | 福島市 学習塾 高校受験 個別指導 A-TOP - Part 48
【勉強を通じてなりたい自分】「勉強のヒント」299
今日の一言:
「宮沢賢治『雨ニモマケズ』に習う」
解説:
朝起きたら天気が悪い。雨だ。
自転車で学校に行くのが憂鬱だ。なんとなく気分が晴れない。
そんな気持ちを一日中引きずってしまうこともあるかもしれない。
しかし、そんな気分を引きずりつつもやるべきことは黙々とこなす。
雨ニモマケズ、粛々とひたすらこなす。
部活に疲れたからと言い訳もせず、
これはきっと自分のためになるはずだからと自分に言い聞かせながら、
地道にコツコツこなす。
これだけ努力したのに結果が出なかった時は人目をはばかることなく悔し涙を流し、
やるべきことが多すぎて何をしていいかわからない時はおろおろ歩き、
周囲から勉強のやり方をどう思われようとも、
誰に褒められなくても、社会に貢献できる
そういう者に私はなりたい。
【同じセリフに惑わされない】「勉強のヒント」298
今日の一言:
「『面倒だね』の後は、『でも…』なのか、『だから…』なのか」
解説:
仕事においても勉強においても『面倒』なことはたくさんある。
英単語暗記、非受験科目の宿題、漢字練習、数学・物理の長い公式の暗記など…。
しかし、仕事や勉強がデキる人は、
『面倒だね。でもやらなくちゃ…。どうやったら効率よくできるかな』
とやるためにいかに短時間でできるかをとことん考える。
一方、仕事や勉強がデキない人は、
『面倒だね。だからやらなくてもいいかな。どうやったらやらずに済むかな』
とやらないための言い訳をあっという間に考える。
『面倒だね』と、見た目のセリフは同じだがその中身には雲泥の差がある。
やるべきことで面倒なことを、どうやって簡単に済ませるか、いかに短時間で終わらせるかを考え、即実行に移すのがデキる生徒のやり方だ。
【『ほんの少し』の違い】「勉強のヒント」297
今日の一言:
「伸びる生徒は『ほんの少し』を大切にする」
解説:
今それをやるべきかやらざるべきか迷う時がある。
社会人でいう仕事のできる人は、『迷ってるうちに動いちゃえ』と言いながらすぐ仕事をする。
結果、仕事が溜まらないうちに先のことを考えられるため、未来に向かって仕事ができる。
しかし、10~15分程度できる仕事を保留にして先延ばしする人は、同じような仕事がどんどん溜まっていく。なぜなら、決断はいつも『ま、いいや。あとで』の一言だからだ。
このタイプの人は、溜めてしまった時のパワーを『火事場の馬鹿力』と称し、むしろ効率がいいとまで言い切る。
成績が伸びない生徒も同様だ。
やるべきかやらざるべきか迷った時に、『あとで…』を大量生産する。
そうすることで、課題が溜まっているので余計にやる気が失せるという悪循環を繰り返す。
成績が伸びる生徒は、『ほんの少しでいいからやろう』を大事にする。
とにかく、着手することに重点を置くのだ。
途中でやめてもいいんだ。とにかく、今すぐに動き出そう。
【立場を変える】「勉強のヒント」296
今日の一言:
「多面的な見方を養う一つの方法は、『立場を変える』だ」
解説:
「いろいろな角度で物事を見なさい」と言われることが多い中高生。
特に、小論文や面接などで自分の意見をしっかり述べるためには、
普段の生活から物事を多面的に考える力を養う必要がある。
しかし、頭ではわかっていても、どうやって多面的に物事を見たらよいかがわからない。
ではどうやってその力を養うか。
その際に、もっとも重要なキーワードは「立場を変える」だ。
自分と対極にある側に立って物事を見ると何か見えてくるものがある。
・メディア側に立った見方
・出題者側に立った見方
・講師側に立った見方
・友達側に立った見方
・お店側に立った見方
・生産者側に立った見方
生活の中に「立場を変えた」見方を取り入れることで、多面的な見方を養うことができる。
多面的な見方を養うことで、確固たる自分の意見を持つことができる。
これらの積み重ねは、流されない自分をつくる訓練も兼ねているのだ。
【知的な会話】「勉強のヒント」295
今日の一言:
「遊びや落書き、友達との会話に勉強内容を盛り込むと記憶が長持ちする」
解説:
中2社会の期末テスト対策中、休み時間に中2が落書きをしていた。
その内容は、アヘン戦争時の英国⇔清⇔インドの三角貿易をもじった遊びだった。
友達三人を3か国に見立てて、輸出する品目にアヘンを入れる知的な遊びだ。
不謹慎な場合はさすがに注意する私も、この時ばかりは思わず感心。
勉強の話題を遊びに取り入れる余裕と楽しんでいる雰囲気がこの中学全体をプラスにした。
結果、この時のメンバー6人の社会平均点は95点。
勉強を楽しむこんな雰囲気は、社会が苦手な生徒をも楽しくさせる。
まずは、友達との会話に、習ったばかりの勉強内容を何でもいいから取り入れてみることから始めよう。
【お気に入りの場所をつくる】「勉強のヒント」294
今日の一言:
「部分的でいい。一か所だけでいい。身の周りをきれいにしてみよう。」
解説:
机の上、机の引き出しの中、本棚など、どこでもいい。
自分のお気に入りの場所をつくってみよう。
そして、その空間にはとことんこだわってみよう。
ただし、その空間は毎日手を加えきれいな状態を保つことが大切だ。毎日何かに手を加える習慣をつけることは、腰を軽くするきっかけになる。
人は、一度腰を上げて動き出すと他のことに対しても動きたくなる性質を持っている。
じっと座ってテレビを見ているだけでは、何も変化しない。
腰を上げて何らかの行動を起こすことが大切なんだ。
その行動のきっかけが『こだわりの場所』であってもいいだろう。
こだわりの場所はどこがいい?
まずは『机の上』がおすすめだ。
【後で楽をするためには…】「勉強のヒント」293
今日の一言:
「『今これをやっておけば後で楽だよな』を少しずつ増やす」
解説:
「追い込まれないとやらない」生徒はいつの世代にもいる。
夏休みも残り1週間になってからやっと「宿題一覧」を引っ張り出して焦り、残り3日になってからやっととりかかり始めるような生徒が。
その生徒は、概して『後で楽をした』経験がない。
何をするにも常に追い込まれていて、『あれ出さなくちゃな』という気分を提出期限直前まで引っ張る。
どうやってこの性質を直すか。
それは、『後で楽をした』経験を少しずつ増やすのだ。
その時のキーワードが、『今これをやっておけば後で楽だよな』だ。
やるべきことを『今すぐやる』ことで、『後で楽をする』ことができる。
しかし、「自分は追い込まれないとやれないんです」という人もいる。
そんな人には、期限を細切れにするテクニックがいい(勉強のヒントNo.206参照)。
【勝ち癖をつけろ】「勉強のヒント」292
今日の一言:
「達成できそうな目標を立てることで勝ち癖をつけろ」
解説:
負け癖がついてしまうのはなぜか。
それは、どう考えても達成するのが難しい目標を立ててしまうからだ。
今までの自分を冷静に省みて『とうていそれは無理だ』という目標は、
自分に自信を失くすきっかけにしかならない。
今までの自分に少しだけプラスした目標を立て、『目標クリア』を少しずつ積み重ねていくといい。
目標クリアで『勝ち癖』をつけて、自分に自信をつけるんだ。
まずは3日後までにできることの目標を立てよう。そしてその目標をクリアする。
クリアしたならば、さらに1週間後までにできることの目標を立てよう。そしてその目標をクリア
する。
同様に、これを1ヶ月後までに、3ヶ月後までにというように、長期化していくといい。
その頃にはすでに勝ち癖がついているはずだ。
まずは目標を紙に書くことから始めよう。
そして、それを毎日目にする筆箱の中に入れておくんだ。
目標を目にした瞬間から、脳は目標を達成しようと活発に動き出すはずだ。
【見直しながら解く習慣】「勉強のヒント」291
今日の一言:
「解いた直後に見直す習慣をつける」
解説:
「問題を読む⇒解く⇒解答用紙に答えを書き込む」の一連の流れに、
もう一つ作業を加えることで格段にミスを減らすことができる。
それは、『答えを書き込む直前に一度見直す』習慣だ。
普通に言われている『見直し』とは、全部の問題を解いた後に行われると思われている。
小学生から続く「時間が余った人は見直しなさい」の言葉を忠実に守っているからだろう。
しかし、問題量が多い中高生にとっては、残念ながら『悪しき習慣』と言わざるを得ない。
中学・高校と学年が上がるにしたがって、試験時間内では見直しできなくなってくるのだから。
であるならば、『解答用紙に答えを書き込む直前に一度見直す』のが賢明だ。
答えを出した後に意識的に間を取るのである。
この習慣を完璧にマスターすれば、格段にミスを減らすことができる。
できれば学年が低いうちから意識したい習慣だ。
【バーナム効果】「勉強のヒント」290
今日の一言:
「あなたは、使われず生かしきれていない才能をかなり持っている」
解説:
バーナム効果とは、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理学の現象だそうだ。(Wikipediaバーナム効果より)
冒頭の一言を、もし権威ある占い師から言われたなら『確かにそうかもな』と思うことだろう。
逆に、この効果を利用して自分の考え方を変えるきっかけにしてみてはどうだろうか。
「俺(私)って、追い込まれないとやらないタイプだと思ってたけど、
実はすぐ行動するアクティブなしし座だったのか」
「何にでも飽きやすいタイプだと思ってたけど、
実は目標が定まると一つのことに集中力を発揮するタイプの人なんだ」
「何でも続けることが苦手だと思ってたけど、
○○に関しては毎日続けているし。意外と粘り強い性格なのかもな」
そうやって、いい意味での自分を周囲に吹聴してしまうといい。
周囲から新たな視線が生まれ、その視線に応えようと自意識がいい方向へ働く。
自分の性質や才能、考え方を安易にこりかためないようにしよう。