ブログ | 福島市 学習塾 高校受験 個別指導 A-TOP - Part 46
【見られることの効果】「勉強のヒント」320
今日の一言:
「強制力を働かせるために『他人の視線』を活用する」
解説:
授業参観の日に立ち歩きをしている生徒はいない。
部活中、監督の目の前で手を抜く生徒もいない。
提出しなければならないプリントに落書きをしている生徒もいない。
オープンキッチンで客から見える構造になっているのに、調理場が不潔なお店もない。
人の目を過剰に気にするのはよくないが、他人に見られることは想像以上に強制力を持つことは確かだ。
夏休みで刺激が少ない毎日。
自分の成果を誰かに見せる、あるいは誰かに見られることで自分に刺激を与えてはどうだろう。
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1. その日に勉強したノート・問題集等を誰かに見せる
2. その日に勉強した内容を記録し誰かと見せ合う
3. その日に勉強した内容を誰かにメールする
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この場合の誰かとは、友達・先生・親・先輩など誰でもいい。
誰かに見られること前提に勉強するのは、思った以上に強制力が働く。
この効果は、こうして私が「勉強のヒント」を毎日更新し続けられていることからも明らかだ。
読者のみなさん、毎日読んでくれてありがとう。
【塗り絵感覚】「勉強のヒント」319
今日の一言:
「単元別の塗り絵を完成させよう」
解説:
和田秀樹氏(精神科医/受験アドバイザー)は受験勉強を『塗り絵』にたとえた。
ひとつひとつの単元を塗りつぶしていく勉強は、受験勉強には有効だというのだ。
うちの塾でも、単元別に復習できるPCトレーニングがあり、
そこで中学生で学ぶすべての単元が網羅してある単元表を配っている。
生徒は自分の苦手な単元をその表から探し学習する。
そして、克服したら塗りつぶす。
この作業には、
1.完了していない単元が一目瞭然
2.穴が空いている単元を埋めたくなる心理が働く
3.全体の中でどの辺りを勉強しているかがわかる
といったメリットがある。
単元表に代わるものとして、問題集などの目次をコピーし掲示しておくといいだろう。
色を塗る行為は思った以上に気持ちいい。
【どっちでもいい?】「勉強のヒント」318
今日の一言:
「『本当にどっちでもいい』のか。物事を主体的に決めよう。」
解説:
「なんでもいい」
「どっちでもいいよ」
「まかせるよ」
が習慣になっていないだろうか。
ファミレスで何を食べようか迷う。自分では決められない。
そこで「じゃ、私もそれで」と人の意見に左右されていないだろうか。
こんなささいなことでも、自分が主体的に決めることだ。
物事を主体的に決めることは、自分の意見を持つことにつながる。
きちんと自分の意見を持っている人は、国語の小論文や論説文が得意だ。
私たちは、日々、小さな選択を繰り返して生活を送っている。
その小さな選択を大切にする人こそ、いざという時にも納得のいく決断を下せるはずだ。
日々、いいかげんな選択を繰り返している人に、大事な選択はまかせられないということを知っておこう。
【前向きな一言】「勉強のヒント」315
今日の一言:
「前向きな一言でがらっと雰囲気を変えよう」
解説:
言葉が思考をつかさどるという話はたびたびしてきている。
自らが発する言葉で「やる気」がわいてきたり、誰かに発せられた一言で「やる気」が失われたり…
言葉にはある種のパワーがある。
疲れた時ややる気が出ない時は休むのが一番だが、休めない状況がほとんどだと思う。
そんな時は、前向きな一言で自らを発奮させる必要がある。
その前向きになれる一言のコツは、
「△△なら、○○できそうな気がしてきた」
である。
△には少しだけの時間や問題数など限定した条件を入れ、○○にはやるべきことを入れる。
「15分だけなら、数学の問題集をできそうな気がしてきた」
と言って自分自身にやる気を起こさせよう。行動するきっかけがやる気を引き起こすのだから。
そのきっかけは、たった一言で十分だ。
【口を閉じる】「勉強のヒント」314
今日の一言:
「人の話を集中して聞いている生徒は鼻呼吸」
解説:
生徒の前で授業をしていると、生徒によって話を聞く態度が多種多様であることに気が付く。
うなづきながら真剣に視線を合わせて聞いている生徒。
下を向いてメモを必死に取っている生徒。
聞いているのか聞いていないのかよくわからない生徒。
(もちろん注意するが)
自分の考えと照らし合わせ納得しようとしている生徒。
デキる生徒に共通している態度。
それは、鼻呼吸だ。
ふだん口を開けて話を聞いている生徒はなぜか集中力が続かない。
問題演習のスピードも遅い。
目に入る他の情報がすぐ気になる。
聞き洩らしが多い。
口呼吸になっていることで、十分な酸素が得られないからではないだろうか。
医学的にも鼻呼吸の効用は認められているところだ。
まずは、口を閉じて勉強してみよう。
【やる気スイッチ】「勉強のヒント」313
今日の一言:
「やる気モードに入る時のスイッチを持つ」
解説:
グラウンドに入る時に帽子を外して挨拶をする。
「おぅ~っす!」
野球選手が気合いを入れる瞬間だ。これで一気にやる気モードへ転換する。
どんな部活動であれ、これをすると一気に切り替わるというスイッチがあるだろう。
勉強においても、自分独自のスイッチをを持つといい。
それは、タイマーの『ピッ』という音だったり、『よしっ!』というかけ声だったり、腕を上に上げて背伸びをするストレッチだったりさまざまだ。
勉強前にいつもそれをすることでスイッチを入れる習慣をもつといいだろう。
もちろん、スイッチがなくても気合いを入れられるがベストなのは言うまでもない。
【緊急度を高くしたのは誰だ】「勉強のヒント」312
今日の一言:
「緊急度を高くしたのは、他の誰でもなく自分自身だ」
解説:
この仕事をしていると、
「時間がなくて宿題ができませんでした」
という言い訳は耳にタコができるほど聞かされる。
そこで、スケジュールを聞いてみる。
すると、ごくまれに本当に時間がなさそうな生徒がいる。
朝は5時起きで遠征に行って帰ってきたのが21時前とか。
しかし、およそ10人中9人はテレビを見る時間はあったという。
テレビを見てくつろいでいるうちに腰が重くなり、結局やらないまま眠ってしまい翌日へ。
塾に来る直前に慌てて宿題をするも間に合わず、その結果「時間がありませんでした」という。
時間に追われて慌ててやる宿題と、
考える時間をしっかり取ってやる宿題とではどちらがいいかは明らかである。
緊急度を高くしているのは他の誰でもなく自分自身なんだということを肝に銘じよう。
【3時間だらだら?2時間集中?】「勉強のヒント」312
今日の一言:
「集中して一気に片付ける」
解説:
夏休み中にやるべきことが決まったらあとは動くだけだ。
しかし、動き方は大丈夫だろうか。
重い腰を上げてやり始めたはいいが、テレビ・音楽・ラジオなどつけっぱなし。
とりかかりはしたものの、なかなか集中できずだらだら勉強した結果3時間。
それよりも、一切の誘惑をシャットアウトし2時間集中。
そして、やるべきことが完了したらご褒美の音楽を30分。
というように、メリハリをつけてやることが長期休暇中の学習のコツだ。
この集中力と問題を解くスピードは比例する。
集中できる時間が長ければ長いほど、問題を解くスピードも速くなる。
タイマー、チャイム、ストップウォッチなど時間を管理できるものを忘れずに。
【時間をつくる感覚】「勉強のヒント」311
今日の一言:
「時間は、貯めることはできないがつくることはできる」
解説:
時間は公平である。
大人であろうと、子どもであろうと、公平に与えられている。
しかし、時間は残念ながら貯めることはできない。
にもかかわらず、なぜ同じ学校・同じ部活動に所属している生徒同士で、忙しさに差が生じるのか。
それは、「時間の作り方」がひとりひとり違うからだ。
Aくんは、期限前日にやっと行動し始める。
Bさんは、期限3日前から行動し始める。
Cくんは、提示されてすぐに行動し始める。
やるべきことをすぐに終わらせることで先のことが考えられ、近い未来に目を向けられるようになる。
未来に目を向けることで、気持ちにゆとりが生まれる。
そのゆとりから、自分が本来やりたいことを主体的に探すようになる。
つまり、やるべきことを与えられていた状態から、自らやりたいことを探す状態へ変われるのだ。
やりたいことが見つからないなら、まずは「時間をつくる」ことだ。
時間をつくるためには、今すぐに行動することだ。
【超一流を超える?!】「勉強のヒント」310
今日の一言:
「超一流の野球選手というだけでは面白くない。人間として成長していなければならない。」
—イチロー(メジャーリーガー)
解説:
超一流が超一流以上を目指す。これを勉強に置き換えるとどうなるのか。
「偏差値75を取れる学生というだけでは面白くない。
その勉強を通じて自分自身がどう成長したのかを実感できなければならない。」
成績を上げることはもちろん大事だが、勉強を通じて人間として鍛えられることはたくさんあるはずだ。
『一つのことを続ける粘り強さ』
『自分を律することができる自律心』
『物事を筋道立てて考えられる論理力』
『計画どおりに物事を進める段取力』など…。
『勉強』を通じて、社会に出ても通用するさまざまな力を学生のうちから鍛えておくんだ。