追い込まれないとやらない | 福島市 学習塾 高校受験 個別指導 A-TOP
【後で楽をするためには…】「勉強のヒント」293
今日の一言:
「『今これをやっておけば後で楽だよな』を少しずつ増やす」
解説:
「追い込まれないとやらない」生徒はいつの世代にもいる。
夏休みも残り1週間になってからやっと「宿題一覧」を引っ張り出して焦り、残り3日になってからやっととりかかり始めるような生徒が。
その生徒は、概して『後で楽をした』経験がない。
何をするにも常に追い込まれていて、『あれ出さなくちゃな』という気分を提出期限直前まで引っ張る。
どうやってこの性質を直すか。
それは、『後で楽をした』経験を少しずつ増やすのだ。
その時のキーワードが、『今これをやっておけば後で楽だよな』だ。
やるべきことを『今すぐやる』ことで、『後で楽をする』ことができる。
しかし、「自分は追い込まれないとやれないんです」という人もいる。
そんな人には、期限を細切れにするテクニックがいい(勉強のヒントNo.206参照)。
今日の一言:
「一夜漬けをする執念はすばらしい。
しかし、『一夜漬けを当てにする』習慣は排除しなければならない」
解説:
「どうしても試験範囲の勉強をすべて終わらせたい」
「範囲を勉強しないままテストに臨むのは嫌だ」
そういう心境から、一夜漬けをすることもあるかもしれない。その執念はすばらしい。
しかし、一夜漬けをせざるを得なかった状況については、反省すべきだ。
心のどこかに、あたかも『一夜漬け=無限の時間』であるかのように期待する甘い気持ちがなかっただろうか。
『まぁ今やらなくても、前日に一夜漬けをすればなんとかなるだろう…』という思う甘い期待が。
その習慣は、今のうちに徹底的に排除すべきだ。
私には、社会人になってからも期限ギリギリに徹夜で資料作りに勤しむそんな君の姿が見える。
今日の一言:
「小さな締切日を、スモールステップで複数用意する」
解説:
大人になっていくということは、締切日が増えるということである。
中学⇒高校⇒大学⇒社会と成長していくに従って、締切に追われていく。
怠け者は、『まだ締切まで余裕があるな』と言って締切まで何もしない。
小学生が宿題の読書感想文に取り掛かるのが、夏休み最終日になってしまうのはなぜか。
それは締切が8月31日だからだ。
そんな怠け者は、締切設定を以下のようにするといい。
1.課題図書を半分読む(締切7月26日)
2.課題図書の残りを読む(締切7月31日)
2.あらすじを書く(締切8月5日)
3.結論と根拠になる部分を書く(締切8月10日)
4.下書きを仕上げる(締切8月15日)
5.家の人に提出する(締切8月20日)
各締切日には、必ず誰かに報告を義務付けるようにすればなおいい。