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【工夫する習慣その3】「勉強のヒント」304
今日の一言:
「逆転、結合、模倣の発想」
解説:
2008/7/15「勉強のヒント」303の続き
5.左右・上下・発想を逆転させてみる(逆転)
⇒図形の問題(中3なら合同・相似など)で、図形をひっくり返してみると見えてくることがある。
6.つなげる、他のものと組み合わせる(結合・組合せ)
⇒入試問題がまさにこれ。
線分の長さを求めるのに、①相似比②三平方以外にも、③面積を利用する方法などがある。
7.他のマネはできないか(模倣)
⇒まずは模範解答どおりに解く。友人のやり方も真似る。先生に質問し解法を聞く。
3者のやり方を見た上で自分にあった一番いいやり方を見つける。
そのまま模倣するのは第一段階。
模倣後に改良を加え自分に合ったやり方にするのが第二段階。
さらに、自分ひとりで解法を見つけられるようになるのが第三段階。
いきなり第三段階を目指すのではなく、まずは真似から始めよう。
これら7つの手法は何も数学に限ったことではない。
他の科目だけでなく、勉強法にも使える。ぜひ覚えておいてほしい。
今日の一言:
「常にカイゼンする意識を持とう」
解説:
できる限り『楽にやれる』方法を常に考えるんだ。
心理学者オズボーン氏の多面的に考える手法で具体的にどうやるか紹介しよう。
例えば、数学の問題を解くにあたって…
1.他に利用できないか(他の用途)
⇒小学校の時に学んだ、△×□+△×○=△×(□+○)は、中3の因数分解と同じだと気づく。
2.一部を変えられないか(変更)
⇒等積変形により、四角形の面積の大きさを変えずに三角形にする方法は、一次関数で使える時もある。
3.そのものを拡大・縮小できないか(変更)
⇒98×102= の問題は、100を中心に拡大(102)・縮小(98)したものと考え、(100‐2)(100+2)で考える。
4.順番・時間を入れ替えてみる(入れ替え)
⇒25×16=を計算するのに、筆算でやる前に、25×4×4でできることに気づくようにする。
⇒数学の試験の際に、この問題よりも先にできる問題はないか探す。(時間を入れ替える)
続き5.6.7.は次号へ
今日の一言:
「なんとかして効率よくできないか。無駄な部分はどこなのか。
常にカイゼンする意識こそ、勉強に必要な習慣である。」
解説:
コツコツ努力することは大事だ。
英単語を覚えるときには、ある程度回数を書かないと覚えられないこともある。
しかし、覚えようという意識がなければ、何度書いても覚えられないもの。
そこで大事なのが、『工夫する習慣』だ。
私も時々使っている、心理学者オズボーン氏による多面的に考える手法を紹介しよう。
1. 他に利用できないか(他の用途)
2. 一部を変えられないか(変更)
3. そのものを拡大・縮小できないか(変更)
4. 順番・時間を入れ替えてみる(入れ替え)
5. 左右・上下・発想を逆転させてみる(逆転)
6. つなげる、他のものと組み合わせる(結合・組み合わせ)
7. 他のマネはできないか(模倣)
具体的にどうやって使うかは次号へ。