【きまぐれ日記】あきらめずに続ける意義
今さらだが、北京オリンピックの話をしたくなってきた。というのも、あきらめずに続けることの意義を改めて考えさせられたからなのだが。
この仕事をしていると、「継続は力なり」を痛感するシーンに直面することが多い。
たとえば、連立方程式がぜんぜんできなかった生徒が地道な計算練習の末、しっかりできるようになったり。
あるいは、中2の時は英語がまったくダメだった生徒が、中3になって見違えるほどデキるようになったり。
それらを見るたびに、「あきらめずに続けるのって大事なんだな」とつくづく思うのだ。
それは、オリンピック2連覇を果たした水泳の北島選手も語っていたし、ソフトボール金メダルの立役者・上野投手もNHK特集で言っていた。
一流の選手の言葉には重みがある。
以下、上野投手の言葉を思い出して書いてみる。
「どうして私がエースなんだろう。もうやめたい。そう思ったことが何度もありました。あきらめないで続けるという、そんな単純なことがすごく難しくて…。でも、あきらめないでやってきて本当によかった。あきらめなかったからこそ金メダルが取れたんだと思います。」
「あきらめずに続ける」
この言葉は、語る人によっては使い古された陳腐な表現に聞こえてしまう。でも、金メダリストがこの言葉を語ると重いものに変わる。
われわれ一般人が、「『継続は力なり』だぞ。あきらめずに続けろ。」と軽々しく使ってはいけないような気さえしてしまう。『生徒にそう言ってるくせに自分はどうなんだ?』と、自問自答を繰り返しちゃったりして。
でも、こうして『勉強のヒント』を毎日書くことが自分への自信につながっていることは確かだ。
生徒がやる気を出すためにはどういう言葉がいいのか?
生徒の成績を上げるにはどうすればいいのか?
たった400字程度の『勉強のヒント』を書くために、これらを365日24時間、私は考え続けている。だから『他の塾には負けるはずがない!』のだ。そんな自信が自分の中からふつふつとわき出てくる。
「毎日あきらめずに続ける」ことは、もちろん『成果』にもつながる大事なものだろうけど、それ以上に自分への『自信』を深めるための一種の『栄養剤』のようなもの。そんな気がしている。
もうすぐ、「勉強のヒント」連載1周年。自分自身へ『栄養』を与えるためにも、まだまだ続けますよ~。
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