【「なんとなく…」の弊害】「勉強のヒント」356
今日の一言:
「『なんとなく選んだ』その答えが正解か不正解かは問題じゃない。その答えを導いた考え方に問題があるんだ。」
解説:
国語などでよく見る風景。
「アとウで迷うな。う~ん、どっちかな。いいや、なんとなくウだな」
この生徒は、この時この問題用紙に何のチェックも入れていない。ということは、たまたまウが正解だったらそれは当たった問題として片付けられる。だから、その問題が永遠に見直されることはない。
しかも、この答えを導くまでの「なんとなく」な考え方も残念なことに入試当日まで続く。なぜなら、なんとなく選んだ答えが今まで正解だったと錯覚するからだ。そう。実はその裏に同じくらいの不正解があるのにだ。
「なんとなく…」選びたい感覚はよくわかる。しかし、その感覚に頼る答え方を続けても成長はない。その答えにした根拠を明確にしようと考えることが重要なのだ。
これは私が中学時代に苦労した経験なのだから間違いない。「なんとなく」100題解いても国語力はつかない。根拠を明確にしながら30題解いた方がまだましだ。
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