【気まぐれ日記】情報過多
今日の国語の授業の評論文がおもしろかったので、メモがてら日記をしたためておこうと思う。
マスメディア(テレビ)についての評論文だったのだが、簡単にまとめるとこんな感じだ。
「情報」というものはテレビ局だけが秘匿しているもののような感じがするが、そうではなく、情報の材料は私たちの方が比べものにならないほど多くもっている。そういう意味では、私たちは情報の「生産者」でもある。情報を「消費」しているとともに生産者であることを自覚すべきだ。
と。
さらに、筆者はテレビにもたれかかってしまう私たちの錯覚についても言及する。
「テレビで放映されなければ存在しないに等しい」という錯覚を誰もが持っている。テレビから提供される情報はごく一部であることを忘れ、それがすべてだと思い込んでいるのではないだろうか。
と、警鐘を鳴らしている。
情報の見定めをする余裕がなく、情報の必要性や正確性について確認もしない。情報の発信源は私たちであって、主権者は私たちなのである。テレビ・メディアの送り手に対して毅然として対処すると同時に、自分にとって必要な情報、正確な情報をしっかりと選択する能力を身につけなければならない。
と、結ぶ。
この筆者の言うとおり、これだけメディアに囲まれて生活していると、何が正しくて何が必要なのかわからなくなることがある。
これを読んでいて思い出したことがある。
最近の家電製品についてである。
私などは、何か購入する時は本当に慎重で、衝動買いをすることは皆無なのだが、夜中にやっている某ショッピング番組(家電製品)には思わず電話を取ってしまうことがよくある。
この理由を考えてみた。
おそらく現代が情報過多の社会だからだと思う。
大型家電ショップに足を運べば、いろいろと他製品と見比べる楽しさがある。一方で、商品が多すぎて見比べるのが大変だという面倒くささもある。ネットを見れば、口コミ情報などが書いてあって見れば見るほどどれにすればいいかが分からなくなる。
その面倒くささを解消してくれるのが、夜中にやっているあの番組である。軽快な音楽に乗って商品をオススメしてくれる。しかも、その社長はその商品のメーカーの人間じゃない。
その社長が「さぁ見て下さい!」と言ってオススメするわけである。
さらに、
「これで家族団らん。お正月もこれで楽しく盛り上がれます」と夢を語られた日にゃ、
「そうだよなぁ。最近、みんな部屋にこもっちゃうし。みんな一緒で楽しいかもなぁ」
とイメージが膨らんでしまう。
さらに、あの社長には、
「あなたが選んでくれるからきっといいモノなんでしょ」
という安心感がある。
情報が多すぎる現代だからこそ、自信を持って薦められると「そうなのかもなぁ」と思ってしまうわけだ。
最近、塾が私の近所にも増えてきたのだが、きっと生徒・保護者のみなさんも思っているに違いない。
「いったいどの塾がいいのか?」
「いったい何が子供(自分)にとっていいのか?」
を。
そこで、自信を持って言えます。
A-TOPは最高です!と。
だって「自分の息子に早く通わせたい」と私自身が思ってますから。
あ、冬期講習受付中です。
(結局、宣伝ですみません…)
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