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【気まぐれ日記】体育会系塾講師の楽しみ

自習ブームだ。

昨日の土曜日には、朝9:00~20:00まで塾にいた中2がいる。スゴい集中力である。途中で休憩をうまく挟みながら、効率よく勉強していた。友達同士ということで、集中力が途切れることもあるかと思ったが、まったくそんなことはない。

以前、ブログで紹介したやることリスト(ボード)を持参し、すべて終わらせてやるぞという気合がビンビン伝わってくる。そんなやる気がある生徒を見ていると、こっちまでやる気が出てくるのだ。

そんなやる気満々の自習室の脇で、私たち講師も情熱にあふれた「テスト対策補習」を繰り広げている。

ところで、うちの塾のテスト対策補習はどんなものかというと、一言で言えば「ちゃんとした補習」である。可能な限り「学校別」「試験範囲別」にクラス分けをし、その中学校向けの内容で補習授業をするのである。もちろん、補習授業の中には「演習」も多めにとる。

「家でやっておいてね」といって「やっておける」ほど、中学生は暇ではない。だから、その場で演習時間を確保しやらせてしまうのだ。

ところで、私が考える「いまいちテスト対策補習」を紹介したい。保護者の方がこのブログを読んでいるならぜひ参考にしてほしい。

それは、こんな感じだ。

(1)「学年や試験範囲がバラバラな生徒たちを寄せ集めてプリントをひたすらやらせる」自立型補習

(2)「生徒の試験範囲やテストに出るところを無視して、講師がやりたい授業を一方的にやる」押付型補習

(3)「簡単すぎて満点を目指す生徒が暇を持て余してしまう」基礎徹底型補習

(4)「難しすぎて自信を失わせる」難問集中型補習

まだたくさんあるのだが、とりあえずこのぐらいで。

テスト対策補習に参加してありがちなのが、(1)や(2)である。

教室にはたくさんの生徒がいて、先生が、「はい、質問があったら手を挙げてね~。」といった感じで次々にプリントを解いていくパターン。これは、デキる生徒ならばとてもいい。わからないところは積極的に聞けるし。

ただし、これはプリントの質をしっかり見極める必要がある。そのプリントが、自分が使用している教科書や試験範囲に即しているかどうかをだ。そうでないと、試験前の貴重な時間を「出ない問題」に費やすことになってしまう。

また、『先生が今必死に授業をしているその内容は、3日後に迫っている定期テストには出ない…』ということもまれにある。講師が生徒の試験範囲を把握していないのだ。

うちの塾の場合、そのようなことは決してありえない。だって、事前に試験範囲表をもらっているし。むしろ、生徒よりも私の方が試験範囲に詳しかったりする。3学年5科目、すべての試験範囲を頭に入れた上でテスト対策補習の時間割を組むのだから。

中学校別に組むことを最優先に考えて、試験範囲が合う中学があれば組み合わせて一緒のクラスで…。とか、
朝からだと部活があるだろうから、組めないな…。
とか、
日曜の夜に遅く組むと、試験が近い○○中学はきついかな…
とか…。

実はいろいろと気を遣って時間割を組んでいる。

そんな感じで組まれた時間割。
さて、昨日の土曜日は…えぇっと…。8:45~21:20までびっちり授業。
で、今日の日曜日は…あらら…。8:45~20:30までみっちり授業だ。
授業三昧だ。嬉しいじゃありませんか。かわいい生徒たちと一日中一緒にいられたと考えれば…汗

土日の授業時間数を軽く計算してみると…
土曜日が710分、日曜日が640分。

まさに体育会系だ。われながら凄い。
まだまだ若いな…

と思ったら、翌日に腰が筋肉痛だったりするんですけど。

こんなにがんばれるのも、生徒が高得点を取ってくるのがホントに嬉しかったりするからだ。塾講師にとって、定期テストは楽しみなのである。

「先生、やりました!98点です!」
「30位アップしました!」
「テスト対策でやったところ、いっぱい出ました!」
「クラストップの友達が解けなかった問題、できました!」

自分の息子・娘の手柄のように嬉しかったりする。こうやって、想像で書いているだけでも楽しくなってくる。そんな生徒の声が聞きたくてこの仕事してるんだなぁ。

だからこそ、みんな!がんばってくれ~。

カテゴリー:ブログ | プライベート 投稿日:【2008 年 11 月 16 日】
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