【きまぐれ日記】付加価値の高め方
インスタントコーヒーはお好きですか?
というのも、○スカフェと○キシムが詰替え用で静かなバトルを繰り広げているのが気になったからなのだが。
最初に見たのは○スカフェの方のCM。これは衝撃だったな。
カパッって押しつけて、サーって。
コーヒーが大量に余ってるのに思わず買ってやってみたくなる。
よく考えたなぁと感心してしまう。
今まで、詰め替えの作業ってなんだか地味で味気なかった。(別に味気なくてもいいのだが)
おまけに、詰め替えをする状況っていうのがまた地味だ。きっとこんな感じだと思う。
「あぁ…コーヒーなくなってきたな。そろそろ買ってこないとな。」
「あ、やばい。この1杯で終わりだ。明日買ってこよう。」
「あ゛…。買ってこようと思ってたのに忘れた…。くそ。」
「やっと買ってきたよ。どれ詰め替えるか。えっとハサミハサミ。うわっ、切る時にこぼれた。慎重に入れないとな…。あれ?多いなこれ。あふれちゃうよ…。仕方ない。とりあえず袋の方から先に使うか。」
という無言の闘いが、今までは繰り広げられていたのだ。
しかし、これが○スカフェの『カパッ、サー』ならどうなるか。
きっとこんな感じに変わると思う。
「お、コーヒーがやっとなくなってきた。明日買ってこようっと」
「よしっ。やっとできるな、アレが。」
「どれどれ…。『カパッ、サーっ』」
「おぉ~~~~。気持いいっ!」
これは革命だ。今まで『面倒だなぁ』とネガティブだった詰め替え作業が、一気に『やってみたい』というポジティブな楽しみに変わってしまったのである。
単なる『作業』を『楽しみ』に変える。そこに付加価値を見つけて商品価値を高めた○スレ日本に脱帽だ。これは他の詰替え用にも応用できそうな気がする。
トイレ用洗剤も従来のプラスチック製パックから占い付き紙パックに変えて、詰め替えるとその温度変化により本日の占いが現れるとか。
⇒『本日、超サッパリ! 掃除は順調。見えない汚れまで落とせていい気分。ラッキーアイテムは、トイレットペーパーの芯』
ハンドソープも従来のプラスチック製パックを加工して、容器に流し入れる時にメロディが流れるようにするとか。
⇒『♪~…』
どうでもいいか。
とにかく、今までの視点をがらりと変えた付加価値を創造し、商品の価値を高めたことはすばらしい。
これに対抗して、○キシムが詰替え用の容器を『小さくたたんでポイッ』とエコに価値を高めているのも面白い。私たち自身もエコに参加している気にさせるし。確かに、○スカフェだとかさばりそうなイメージだもん。(実際は小さくつぶせるが)
こういった、ライバル商品同士の比較CMを見るのが趣味だったりするんですが…。
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