話の聞き方 | 福島市 学習塾 高校受験 個別指導 A-TOP
【予想しながら読む・聞く】「勉強のヒント」377
今日の一言:
「漠然と読まない、聞かない。予想しながら読む、聞く。」
解説:
本や映画の楽しみ。
それは、展開を予想しながら読み進め「そうだったのか」と期待が裏切られるところにある。また、「そうなってほしい」と期待しながら見ていて「そうなってよかった」と期待どおりに話が運ぶところにある。
授業も勉強も一緒だ。
展開を予想しながら、「この先はもしかして…」と考えた内容が当たったり外れたりすることがある。当たり外れはどうでもよくて、予想することに意味があるのだ。
予想と現実との同異が、記憶の印象度を高める。
「ふーん。この展開はもしかして…」
をキーワードに、展開を予想しながら読み聞きしてみよう。
今日の一言:
「話を聞きながら一般化する習慣をつける。」
解説:
授業中に居眠りもせずにまじめに聞いているはずなのに、
「今日は何を習った?」と聞かれると「何だっけ?忘れた。」と答える生徒がいる。
不真面目に授業を受けているわけではなく、ノートもきちんと取ってある生徒だ。
先生の話を漫然と聞きながら、ただ黒板にある字を写す。
一応は聞いている。
一応は書いている。
この状態で本人が理解したつもりでいるならますます危険である。
危機感が生まれにくいからだ。
ポイントは『授業の聞き方』にある。
先生の話を聞きながら、一般化するといい。
ここでいう一般とは、具体の対義語にあたる言葉だ。
一般化する際のキーワードは、「要するに一言で言えば…」。
この言葉の『…』にくる部分が一般化された言葉だと思っていい。
どんなに話が長い授業でも、ポイントになる部分は限られている。
そのポイントを探しながら授業を聞き、授業直後3分間で「要するに一言で言えば…」とまとめる習慣をつけると記憶が飛躍的に長持ちする。