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【気まぐれ日記】論理力UPがカギ

中1・2の全国規模の模擬テストが返ってきた。何が楽しみだったかって、国語の成績である。中2は、今年の4月から国語教材に「論理エンジン」を採択した。60分/1週間という少ない時間数ながらも、定期テスト2週間前もあえて学校の教科書内容をやらずに論理エンジンで継続して教えてきた。

その成果が最も顕著に現れるのが模擬テストのはずである。

しかも、全国規模で13000人以上が受けるテストだ。偏差値も信頼できる。

早速、簡単にデータを分析してみる。

ちなみに、うちの塾は科目を選べるようになっているため、選択者・非選択者で比較ができる。

【6月→11月の偏差値推移】
論理エンジン非選択者平均 +0.7
論理エンジン選択者平均  +5.8

選択者の中には、偏差値が8UPした生徒が2人いる。

これだけだと、漢字や文法で成績が上がったかもしれないという反論もあるだろうから、6月の随筆文、11月の随筆文で比較してみよう。

【6月→11月の随筆文のみ平均点】
論理エンジン非選択者平均
[6月] ⇒ [11月]
31.4/56  19.4/32

論理エンジン選択者平均
[6月] ⇒ [11月]
32.8/56  22.4/32

これは顕著だ。6月の時点では56点満点でたった1.4点しか差がなかったのが、11月には32点満点で3点もの差がついているのだ。32点満点で3点ということは、選択者・非選択者で相当の差がついていることがわかる。

【11月の論説文のみ平均点】
論理エンジン非選択者平均
[11月]
22.2/36

論理エンジン選択者平均
[11月]
29.6/36

スゴいの一言だ。随筆文よりもさらに差が広がって、7.4点となっている。

「国語は上げにくい」という定説をひっくり返したことになる。国語は上がるのだ。国語力がつくことで、社会科も上がっていく。さらに、論理的思考力が身につくのでいわゆる「ケアレスミス」が減る。(ケアレスミスの要因の一つに「問題文を読む力がないため」というのがあげられる)

ちなみに、これらのデータには後から入塾した生徒は含めていない。つまり、6月に受けたメンバーと同じメンバーで比較している。だから、かなり正確だ。

これらのデータを見て、
「もともと論理エンジンを選択している生徒は優秀なのではないか」
という見方をする人もいるかもしれない。

しかし、実際はそんなことはない。国語が苦手だからこそ選択しているわけだし、6月時点ではそんなに大きな差はなかったのだから。

なんといっても、国語偏差値が+5。やり方次第で上がるもんなんだな。

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