やる気を起こすには | 福島市 学習塾 高校受験 個別指導 A-TOP
【やる気は伝染する】「勉強のヒント」392
今日の一言:
「自分がやる気の発信源になると、やる気のある人が自分の周りに集まってくる」
解説:
今うちの塾では『自習』がブームだ。確かに家では集中できないということだろうが、それ以上に『頑張っている周囲のメンバーに刺激を受けたい』ということらしい。
つまり、自分が頑張っている姿を周囲に見せると、頑張りたいという人が自然と集まってくるわけだ。
形だけでもいい。自分がやる気の発信源になってみよう。
そのためには、言動からやる気を発信する必要がある。
今までに会った生徒の、やる気を巻き込む生徒の口癖はこんな感じだ。
「よーし!●●●しよう」(意思表示)
「●●●が、面白くなってきた。」(感情表現)
「これだけやったんだから大丈夫!」(自己暗示)
こういった言葉は、自分を見た周囲の人がやる気になるのを見て、さらに自分もやる気が出るという好循環を生み出す。
まずは自分がやる気の発信源になることを意識しよう。
今日の一言:
「きっかけとともに『やる気が出てきたような気がする』と言ってみよう」
解説:
どうしてもやる気が出ない時は、つい言ってしまいがちだ。
「やる気出ないなぁ」と。
一度口にしてしまうと、脳は一気にブレーキをかける。言葉は思考を司る。その言葉を発したからといってやる気が起こることはない。
同じ言葉を発するなら、やる気が起きるような言葉を発しよう。
立ち上がると同時に、
「やる気が出てきたような気がする」
と言ってみるんだ。
この時、ただこの言葉を発するのではなく、何らかのきっかけとともに発するのをおすすめする。
ガムを噛み始めると同時に言う。
コーヒーを口にすると同時に言う。
チョコを食べ始めると同時に言う。
深呼吸をすると同時に言う。
思いきり背伸びをすると同時に言う。
あたかも、そのきっかけがやる気を与えてくれたかのように感じるはずだ。
とにかく、まずは言ってみよう。
「やる気出てきたぞ~」
今日の一言:
「勉強のための勉強?!目的は?」
解説:
旅人が道を歩いていると、ある職人Aに出会う。
Aはひたすら石を積んでいる。
旅人はAに「あなたは何をしているのですか」と聞くと「石を積んでいる」と答えた。
旅人がさらに歩き続けると、今度は石を積んでいる別の職人Bに出会う。
同じようにBに「何をしているのですか」と聞くと「壁を造っている」と答えた。
また歩き続けると、3人目の石を積んでいる職人Cに出会う。
同じ質問をしてみるとCは「教会を造っている」と答えた。
やる気を持って仕事を続けられるのは誰か。
そう。Cである。
自分の仕事の目的を理解して取り組んでいるからだ。
今自分がやっている勉強の目的は何なのか。常に自問自答せよ。
勉強のための勉強に成り下がってはいないだろうか。
「勉強している」と誰かにアピールするための勉強なら無意味だ。
その勉強を通して自分は何を身につけたいのか。
常に目的意識を持って取り組むんだ。
—NBonline:小笹芳央「モチベーションを創る技術」より参照